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カビの注意と対処法

 畳のカビに対するご注意と対処方法をご紹介します。

畳表の特性とカビの発生

   畳表は湿度が高いと水分を吸湿し、低いと発散する特性を持っています。

しかし、最近の住宅は大変機密性が高く、新建材の多様化(ビニールクロスの普及等)により建物自体の吸湿、発散性能が極端に低下しています。
その為畳の吸湿発散機能が追いつかず、吸湿過多になりカビが発生します。
畳表は新しい物ほど吸湿性が高く、古くなるに従って吸湿性が低下しカビの発生確率も低下します。
ほとんどの場合、畳替え後一年目の多湿期(6月~9月)にカビが発生しています。

カビが生えやすい条件 

共働きやその他の理由で家を閉め切りがち。
 
洗濯を室内に干している、観葉植物や熱帯魚の水槽が有るなど湿気の発生原因が有る。
 
 
土地が低地、周囲に田んぼ、山、川、斜面が有る。樹木に囲まれていて日当たりが悪い。
海が近く湿った風が吹き抜ける。

カビを発生させない為の注意点

室内に湿気が発生する原因になるものを置かない様にする。
 
 
天気の良い日は窓を開けて風通しを十分に行う。窓を開ける際には一箇所だけでなく、数箇所を開けて風が通り抜ける様にする。
雨の日は窓を閉め、外からの湿気が入らないようにする。
 
土地の条件が湿気易い場所にあるお宅は、除湿機やエアコンのドライモード(除湿モード)で定期的に使用する事をお勧めします。
カビの胞子が畳に着かないよう、こまめに掃除機をかけて下さい。
 
 
その年の気象条件でカビの多い年と少ない年が有ります。
雨が多い年や蒸し暑い年にはカビの発生も多くなりますので、土地や条件に問題たないお宅も十分に注意して下さい。
 
湿気の少ない冬の時期に畳替えしたお宅でも、畳は新品の時から一年程が一番カビの発生しやすい状態にありますので、一年目の梅雨から夏には管理に十分注意して下さい。

カビが発生した場合の対処方法

 
カビが発生場合、水拭きをすると畳の水分が増加して更に悪化しますので、水拭きはしないで下記の方法で対処して下さい。
 
除湿機かエアコンのドライモード(除湿モード)で室内の湿度の下げます。
  乾いたタワシでカビを畳の目から掃きだすようにして、カビを一箇所に寄せ集めます。
 
 
寄せ集めたカビを掃除機で吸い取ります。その際、掃除機の排気口は出来れば窓の外に向けて下さい。
 
 
 
 
乾いた雑巾でよく拭いて下さい。それでも気持ちが悪いという方は消毒用アルコールを湿した布で拭いてください。
(消毒用アルコールを使用する際には、畳の変色が起こらないか目立たない部分で試してからご使用下さい。)
 
 
カビを取り除いた後も条件が変わらな限り、カビはまた生えてきます。
上記の事柄にご注意下さい。
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